はじめに
Arch Linuxを始めた(1)の続きのセットアップのやったことメモです。。 前回、新規にインストールしたシステム側でブートできるようになったので、ここから初期設定とデスクトップ環境を入れていきます。
セットアップでやったこと(続き)
ネットワーク設定
ライブ環境では有線でのネットワーク設定が行われていましたが、今回新規にインストールしたシステム側でも設定していきます。
リゾルバ設定
# 退避
# mv /etc/resolv.conf /etc/resolv.conf.org
# シンボリックリンク作る
# ln -s /run/systemd/resolve/resolv.conf /etc/resolv.conf
ip a
で確認した有線ネットワークのNIC名(例:enp2s0
)をdhcpクライアントとして設定します。
vim /etc/systemd/network/20-wired.network
[Match]
Name={NIC名}
[Network]
DHCP=yes
enableとrestratしてping通ることを確認します。
# systemctl restart systemd-networkd
# systemctl restart systemd-resolved
# ping www.google.co.jp
ユーザ追加
普段使い用のユーザを作成します。
useradd -m -g wheel {username}
passwd {username}
sudo
できるようにしますが、今回は最初のpacstrap時に入れてないのでpacmanで入れておきます。
pacman -S sudo
あとはEDITOR=vim visudo
してwheelグループにsudo権限を与える。
# 以下のコメントアウト
%wheel ALL=(ALL) ALL
ここから作ったばかりのユーザに切り替えて作業してきます。
AURパッケージヘルパーyay入れる
これまでArch Linuxの公式パッケージはpacman
を使って管理していたが、非公式パッケージのAURを管理するため、今回はAURヘルパーとしてyayを入れていきます。
AURのgitリポジトリから落としますが、そもそもgitなかったのでgitも入れておきます。
sudo pacman -S git
git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
cd yay
このままmakepkg
すると、必要なパッケージが色々なくてCan not find the strip binary required for object file stripping.
とか怒られるので、 base-devel
も入れておきます。(最初のpactrapの時に一緒に入れといて良さそう。)
sudo pacman -S base-devel
makepkg -si
yay --version
git clone
したディレクトリはいらないので消しておく。
GUI環境入れる
自分のマシンのカードを確認して、必要なドライバを入れていく。
$ lspci | grep -e VGA -e 3D
自分はArch Wikiのxorgも参考にして以下のドライバを入れた。
$ pacman -Ss xf86-video-ati
xorg-serverを入れて、マウスをうごかくとこまで確認する
$ sudo pacman -S xorg-server xorg-apps xorg-xinit xorg-twm xorg-xclock xterm mesa
日本語キーボードの設定
$ sudo vim /etc/X11/xorg.conf.d/10-keyboard.conf
Section "InputClass"
Identifier "Keyboard Defaults"
Option "XkbLayout" "jp"
EndSection
startx
してマウスが動作することも確認
$ startx
Xfce入れる
Xfce入れて、GUI環境表示します。
$ sudo pacman -S xfce4
$ startxfce4
ディスプレイマネージャー入れて再起動。ログイン画面出ることを確認。
$ sudo pacman -S lightdm lightdm-gtk-greeter
$ sudo systemctl enable lightdm
$ sudo reboot
日本語系の設定
フォント入れます。
$ sudo pacman -S noto-fonts noto-fonts-cjk noto-fonts-emoji
fcitx-mozcのインストール
$ sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-configtool fcitx-im
$ vim ~/.xprofile
export DefaultImModule=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
再起動した後GUIからfcitxの日本語入力設定でMozc追加
日本語設定
$ sudo locale-gen
$ sudo echo LANG=ja_JP.UTF-8 > /etc/locale.conf
その他
必要なものを諸々入れます。
$ yay -S google-chrome visual-studio-code-bin intellij-idea-ultimate-edition
壁紙
$ sudo pacman -S archlinux-wallpaper
等幅フォント変更
terminalのフォントが見づらいので、設定 -> 外観 -> フォント
からフォントに変更。その他terminalの設定も好みに合わせて直します。
xdg-user-dirs-gtkをインストールして、英語でディレクトリを生成。
$ sudo pacman -S xdg-user-dirs-gtk
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
これで、一通り使えるようになりました。 これから使ってく中でいろいろハマりそうでどきどきします。